「校正」が仕事の人のブログです。校正の紹介、業界の裏話などをご紹介します。
初めてご来訪くださった方は、こちらをご覧ください。
遅筆に暖かくお付き合いいただければ、幸甚です。



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「校正」ってどんなお仕事? その1

僕は、某印刷会社で「校正」という「物読み」のお仕事をしています。「物読み」とはいっても、文章を読むだけではお金はもらえません。
校正とは、原稿をもとに作られた印刷前の制作物が、きちんと原稿通りになっているかをチェックするお仕事です。
基本的には、制作物が支給された原稿通りであれば、文句ナシです。ただし、原稿によってはタイプミスや変換ミスが多く存在するので、それを指摘してあげることができると、校正者としてやっと「使える」存在になるのです。

例えば、原稿が

「今日わ魚をを釣りにいttあ」

となっていて、校正紙(校正者がチェックする紙のことです)がその通りだったら、校正としての責任は果たしています。たとえそれが本当に印刷されて全国の書店やコンビニに並んでしまっても、「だって原稿通りだしぃ」と言えば、責任は原稿を作った人にかかるのが、ルールです。お客様が書いた原稿だったら、仮に全部数刷り直しなどが発生した場合、損金はお客様の負担になります(僕の会社の話なので、他社さんでは違うかもしれませんが)。
ただ、常識と照らし合わせ、あまりにもおかしい…と思ったときには、校正は校正紙に「疑問出し」をすることができます。
先ほどの原稿だと、

「今日わ魚をを釣りにいttあ」

「今日は魚を釣りにいった。(では?)」

というように、極力文章を変えないようにかつ、日本語として不自然では無い範囲で新しい文章を提案してあげることもあります(この際には、校正記号という、ちょっと変わった記号を使います。校正記号については、また後日)。
原稿を書くお客様の中には、普通のおじさんから女子高生まで、様々な方がいらっしゃいます。その方々は「物書き」のプロではありませんので、中にはチラっと見ただけで頭痛がするようなおかしな文章の原稿も多々ありますが、「なんでこんなものが世の中に出回ってしまったんだ!」と上司に怒られたとき、鉄壁の「だって原稿通りだしぃ」に加えて、「ちゃんと疑問出しもしたしぃ」も付け加えて切り出せば、矛先は校正の疑問出しを読んでスルーした営業なり、工務なりに行くことになり、それ以上責任を追及されることはありません。



コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
カテゴリ
最新コメント
ads by google
校正本など色々
最新トラックバック
検索フォーム
月別アーカイブ
プロフィール

ろんりーぷるふ

Author:ろんりーぷるふ
FC2ブログへようこそ!

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。